ISIC沿革

ISICカードの誕生から現在に至るまで

学生による学生の為の創設

第二次世界大戦と冷戦後、欧米諸国は相互連携とファシズム復活の阻止に注力をしてきました。この時期、多くの学生団体や組織が設立され、国際間の連携を通して和平活動をしていました。その中の学生団体のひとつが1953年にコペンハーゲンで三回目の国際学生会議(ISC)を開きました。ISCには全国学生組合やデンマークのCOSEC等の学生団体が参加しました。これらの学生団体によって「早期にできるだけ多くのの国で通用する国際学生証を作ろう」という決断が下されました。


ISIC、旅をする機会を設けるツール

その後、学生が旅先で学生優先のサービスを受けられるよう国際学生証(ISIC)が作られました。そしてその初年度は31ヶ国で5万6千枚の国際学生証が発行されたのです。国際学生証であるISICカードは、学生や若者が旅を通じて異文化に触れ理解を深める機会を促進するという考えに基づいて成り立ち、この理念は今もISICカードに根付いています。

1968年ーユネスコによる推奨

国際連合教育科学文化機関(Uユネスコ)は1955年に国際学生証と関わり合い始めました。それ以前からユネスコは旅や教育、そして異文化交流の促進を進めていたため、国際学生証と同様の理念を持っていました。1968年以来ユネスコはISICカードを唯一国際的に認められている正規の学生のための身分証として推奨しています。また国際学生証としてだけではなく、異文化交流の促進と国際理解を深めるための他にはないカードであると認識しています。ユネスコが推奨している証として、全てのISICカードにはユネスコのロゴがあります。また最近、2013年に、ISICカードは別の国連代理組織:国連世界観光機構UNWTOからも正式に推奨を受けています。

ISIC – 旅からライフスタイルまで

今世紀に入り、国際学生証は旅に役立つ身分書類から更に進化しました。この背景には世界経済の衰退から格安航空券の台頭、インターネットの普及により航空券の予約が容易になったことがあります。2001年までISICカードは旅先で割引などを利用できる学生身分証でしたが、その後、日々の学生生活でも活用できるよう利用範囲を広げてきました。学生が国際学生証を日常生活でも利用できることによって利用価値が更に高まりました。

ISIC とクラウド

1953年からISICカードは世界で1億1千万人以上もの学生によって利用されてきました。ISIC協会は今ではその利便性を更に高めるため、ISICクラウド、つまるところISICカードのバーチャル化の開発をしています。その最初のステップとしてISICアプリをローンチしました。このアプリによって、ISICカード所持者がいつでもどこでもスマートフォンを通して割引やサービスの検索や利用をしやすくなりました。


ISICのこれから
過去60年間、ISICカードはその特典やパートナー、戦略やゴールを時代や学生のニーズに合わせて進化してきました。しかしながら、進化しながらもISICの価値観や観念に変わりはありません。この先もISICカードは今までと変わりなく学生が自身の可能性を拡げるため、世界に飛び立ち新しい機会と体験を得る鍵として「国際的に認められ通用する公式な学生身分証」であり続けたいと考えています。